コロナ危機による収穫時の人手不足 

農家がある種の果物や野菜の不足の可能性を警告(Spiegel 4/1)

食品の基本的な調達はドイツでは問題はない。しかしながらある種の野菜や果物は調達が難しくなる可能性がある。その理由は収穫時の手助けが不足しているからである。

 

空になったトイレットペーパーの棚、日持ちのする食料品の買いだめ。コロナ危機はドイツの食料品業界に影響を与えている。専門家の評価によれば誰も基本的な食糧供給を心配する必要はない。しかしながら特定の果物や野菜が好きな人にとって中期的に見れば、実際それを買おうとするときにがっかりすることになるかもしれない。

 

ドイツ農業連盟会長 Joachim Rukwied によれば、コロナ危機の影響で、ドイツのスーパーではこれから何週間、何か月にかけて新鮮な果物や野菜の供給は減少するであろう、ということである。また、彼が Neuen Osnabrücker Zeitung 新聞(水曜日版)に述べたところでは、価格の上昇がありうる。その理由は、東欧からの季節労働者の不足である。

 

コロナ感染拡大のため Horst Seehofer (CSU)内相は先週、収穫のための労働者の入国禁止を決めている。

 

Joachim Rukwied 会長によれば、東欧からの労働者は、部分的には、数年あるいは数十年の間それぞれの農場で働き、しかるべき経験を持っている。彼は連邦政府になるべく早くこうした労働者に国境を開放するように要求した。しかしこれが認められたとしても、季節労働者が実際に戻ってくるかどうかは不確かである。

 

連邦経済大臣の Julia Klöckner (CDU)は、難民申請者を農業に投入することを提案している。連邦内務大臣のSeehofer と協力して、就業が禁止されている難民申請者に短期的に農業での労働許可を可能にしたいとしている。彼女はさらに多数の支援者がサイト www.daslandhilft.de に申請していると指摘している。申し込みが殺到していて、最初の五日間で3万以上の申し込みがあったとKlöcknerは述べている。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です